学生から社会人になった時、直属の先輩が実行していたのがToDoList。A4の裏紙を半分に裁断しクリップに留め自分のやることを書きだす。完了したら横線を引き、リストをこなす。翌日には未完了の部分を新しい紙に書き並べ、新規の項目をその下に追加していく。
見よう見まねで先輩の手法を取り入れ自分も始めたToDoList。それは裏紙を使ったり、RHODIAのノートをつかったり、ザウルスを使ったりしながら、なんとなく今に至るまで継続していたものであった。
ただし、かつては処理することのできたリストも、環境や仕事内容の変化とともに項目は膨大に増え、やりたいことや、やらなきゃいけないことはあるものの、いつまでも消えることなく実質的に機能不全に陥ってしまっているToDoListをいくつも残してきた。そう、いくつも。
特に昨年、iPhoneを使い始めたのとXOOPScubeという表現手段を手に入れたことで、自分のやりたいことは増えたものの、実行に移せない為何一つカタチにならず、情熱と行動が連動しない自分にイライラしていた。
そんな時に出会ったのがNozbeでありEvernote。友人からアプリを教えてもらい、倉園さんのブログを見て、直感的にその可能性を感じとり採用したのが2月のこと。使い始めてもうすぐ1か月になるが、今までのToDoListでは解決しなかった部分についてものすごく腑に落ちる感覚があり自分をコントロールできている。
そんな自分にとっての運命のツールになるであろうNozbe CEOのMichael Sliwinskiが来日し、倉園さんと大橋さんのトークもあるイベントがあり参加してきた。
その中で大橋さんは
Nozbeとは未来の自分と話をする為のツール。先送りの先には未来の自分がいるので、彼のために現在の自分がひと手間加えてから、未来の自分に送るようにしている
とのコメント。
これ、ものすごくNozbeの使い方を表した言葉だと思うので、自分の感じているNozbeについての考えを説明したい。
というのも、一般的にスポーツでも武道でも達人は自分を見下ろす俯瞰の目をもつと言われていて、それはビジネスも同じで、自分の視界だけにたよらず、俯瞰しながら様々な立場に思考を巡らせ、過去と未来との流れを読み、自分がすることのアクションリストを作りだすことが求められる。
今まではそのアウトプットであるアクションリストをつくることと、それを計画どおり自分をコントロールして実行できる人が結果を出す人の持った特殊な才能であったが、Nozbeはその思考を巡らせる過程で出てきたものをどんどん放り込んでいけばアクションリストのタスクが生成される。
さらにその実行の部分は、イメージ的には自分を時系列で出現させ、彼らにタスクを送ることによって現在のタスクを自分が処理できるレベルまでコントロールする。その際、大橋さんのコメントの【前処理をしてから送る】というのがとても重要。
料理も仕事も、素材そのままの【生】の素材と、次工程を考えて前処理をした素材では受け取った未来の自分の手間が大幅に変わってくる。なので、前処理は、現在の自分に対する仕事量のコントロールと、未来の自分が仕事に取りかかりやすい状況づくりの二つの効果がある。
それができるのがNozbeなんだと、大橋さんのコメントにものすごく納得。
Evernoteが第2の脳という位置付けなら、Nozbeは4次元の脳という感覚だろうか?
いやほんと、Nozbeは素晴らしいです。Nozbeを使って結果を出していきたいと思っています。
ちなみに、お土産でいろいろNozbeグッズをいただいたのですがっ!帰りの小田急線の網棚の上に、Nozbeロゴの入ったありとあらゆるものを置いてきてしまいました。ものすごく残念! ものすごくショック!!
あ、あと、Dropboxとの連携、PC Nativeアプリが近いうちにリリースされるそうな。
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目次
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カテゴリ: 仕事効率化
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更新: 2010/11/19
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