うちの息子が産まれたのが2008年、iPadを購入したのが2010年。なので、息子は2歳の時からiPadに触れているわけなのだが、きかんしゃトーマス大好きな彼としては、最初に私がYouTubeでトーマスの動画を表示させると、後は自分で好きな動画を勝手に見ていた。
動画には日本語だけでなく、英語やその他の言語のものがあるわけなので、意味はわからないながらも歌を唄っている姿は見ていてほほえましかった。そして、ついでながら英語もできるようになってくれればいいなぁと思っていた。
そんな彼も、3月から幼稚園に通う歳になり英語のレッスンもこの5月からあるらしいのだが、最近、彼の話す言葉を聞いていて大きな発見をした。
それは、彼は子音の発音ができるということ。
日本語の音は基本的に母音で終わる。”Ta”とか”Su”とか。なので、”T”とか”S”の発音は、基本的になじみが無い。だから、この発音をするのはけっこう難しかったりする。
韓国語もそうだし、英語もそう、他の言語は子音で終わる単語が多い。そこら辺に余計な母音がついていると、ネイティブの人は違和感を感じるか、もしくは、まったくその単語の意味が通じなかったりする。
以前、私がオランダ語をベルギー人に習っていたとき、この単語の最後の子音をはっきりと発音するように何度も注意を受けた。なので、日本語以外を話すときは、なるべく子音をはっきり発音するように意識をしている。これは、私が大人になってから得た知識。
でも、うちの息子はすでに子音だけを発音することができる。誰にいわれたのでもなく、意識するわけではなく、ただただ、自分の好きなきかんしゃトーマスのYouTubeをiPadで見ていただけなのに。
言語の習得は、その言語にどれだけ触れた時間があったのかが重要だと思う。その中でも発音は、論理的に理解することが非常に難しいものであるので、子供の頃から好きなものをとおして、その言語に触れる時間を重ねることができるのは、すごく恵まれた環境だと思う。
というか、こういう子供がたくさんいるし、英語の教育方法も私達が子供の頃と大きく変わっているから、10年、20年後の日本人は、けっこう英語を普通に話していたりするのかもしれませんね。
私もがんばらねば!