土曜日はアダジオクラスの後、実家に家族で訪問。母の日ということもあり、多摩センターのイトーヨーカドーで花束を買って帰った。
で、靴下を買おうと思ってユニクロに行ったのだが、いつの間にやら閉店していた。なので、イトーヨーカドーの紳士服売り場で購入したのだが、そのお買い得な値付けにもかかわらず、客がほとんどいない。土曜日の夕方という時間帯がどうなのかわからないが私以外に売り場には数人程の人影であった。
その後、上の階にある文房具屋を訪れた。で、隣のカメラ屋にはデジタルデータをプリントアウトする機械があるのだが、三台とも埋まっておりさらに待っている人が一人いる状態であった。
私はデジタルカメラのプリントアウトなど全くしないし、もし必要であれば家のプリンターを使うのだが、自分が使わないだけに、この多摩センターのイトーヨーカドーという場所でもこれだけの人がこの装置を使っている様子を見て驚いた。
確かに、ビューワーとして使えるiPhoneなどの端末が無ければ、撮った写真をプリントアウトする必要はありそうだし、誰でも手軽に見れる紙という媒体でその写真のカタチをつくることによって発生する物語はたくさんありそうだ。
というのも、以前仕事でミニラボというカメラのフィルムからプリントアウトする装置用のハロゲンランプをメーカーに納めていた。この時は光源がLEDに代わりつつあるということと、デジタルカメラの台頭でこの市場が大きく萎むことが避けられない状況で、そのビジネスの穴埋めを今後どうしていくかが問題になっていた。
中古ミニラボ販売、写真材料販売のミニラボ販売.JP:フロンティア330
ミニラボ
そんな過去の記憶を思い出しながら、かつてミニラボが果たしていた役割をこの機械が引き継いでいるのだなと理解し、技術の進歩による利便性と、その影響で廃れていくさまざまな機械達とビジネスに関わる人々の想いを感じてみたホームタウンの土曜日の夕方であった。