僕は多摩ニュータウンで育った。諏訪という地域が出来たのと同時に入居し、次に新しい鶴牧に移り成人となった。多摩ニュータウン全体的にいえることだが、住民は40代ぐらいを子供にもつ親の世代が多く、私の両親の住む鶴牧4丁目という街も長くそこで暮らしている人々が多いエリアだ。
今日は両親から餅つき大会があるということで、息子と一緒に実家に訪れた。
子供の頃は気にしなかったが、多摩ニュータウンは歩道と車道が完全に分けられているエリアが多く、また、いたるところに緑や花が植わっている。自分が親という立場になって初めてめ子供を安心して育てられる街だということに気づいた。
そういえば自分が子供の時には餅つき大会なんてなかったなぁと思いきいてみたところ、過去10年程前に一度開催されたようで、今回は2回目とのこと。杵や臼はトムハウスという地域の施設で所有しているのを借りてきたようで、子供用の小さい杵も用意されていた。
実際、私も餅つきをおこなったのだが、実はけっこう握力を使う作業。慣れた方がつくとペッタンペッタンといい音がするのだが、自分ではなかなかこうはいかず、ベチョ・ベチョというようなちょっと情けない音だった。
また、同時に落語の会もあり、私のよく知るお母様も落語を披露されていた。
そんなこんなで、餅つき大会は15時頃には終了しいろんな世代の人々が集まり楽しんだステキな空間であった。準備をされた方々は大変だったろうが、かつてはあらゆる街でも行われていた餅つきやどんと焼きなど、そういうのが継続されている地域というのは子供と一緒に暮らすということを考えると、とても大事なことなのではないかなと思った。