今日は品川のマイクロソフト本社にて、WeeklyCMS夏休み特別企画としてWebMatrixの講習会が開催された。講師はWebMatrixマンではないか!?と疑惑のある、日本MSの武田氏。
WebMatrixの名前は今年3月に行われたオープンソースカンファレンス東京の時に初めて耳にしたが、その当時は特に興味をもつものではなかった。
その後、自分もPHPやMySQLを使ってCMSのプログラミングをするようになり、先日のWordBenchで武田さんがWebMatrixのプレゼンの中で紹介した、MySQLをMS-Excelの様に編集する様子をみて、非常に魅了されてしまった。
とはいっても、私自身は今年の3月からそれまでのLet’s Note S9からMacBookProに乗り換えてしまっていたので、どちらかというとうちの奥さんをWebプログラマーにするための準備として、XAMPPを使うかWebMatrixを使うか、その情報収集の度合いの方が強かった。
今日の講習会では、前半がWebMatrixとはなんぞや?という説明、後半がインストールをおこなうハンズオン形式。武田さんは時に自虐的になりつつも、Apache,MySQL,PHPに対してWebMatrixのどれが対応するかを、とてもわかりやすく説明してくれて、まぁ、簡単に言うと、XAMPPを入れるかわりにWebMatrixでWEBの開発ができるよ!?ということであった。
さらに、ApachにあたるWebサーバーは、WebMatrixではIISになり、このIISを使うことでWEB配置といわれるファイルとデータベースのLocalとRemoteとのデータ連係がとても便利になるというところは、複数サイトを運営する人間にとってはとても魅力的に思われた。
が、しかし、現在のところこのWeb配置が使えるレンタルサーバーは、私がつい最近解約したばかりのExpressWebだけしかないため、WebMatrixの本当の魅力が多くの人が知るためには、他のレンタルサーバー会社にもこのIISが採用されるというほんのちょっと高いハードルを越える必要がありそうだ。
でも、WordPressの場合はバックアッププラグインを使用すれば、データベースもファイルとしてリモートにバックアップすることができるため、FTPの差分保存機能が活用できれば、けっこう便利なのではないかという感じもした。これは、今後検証したい。
ちなみに、本日の後半のハンズオン形式の講習については、インストール時間でその多くを占めてしまったため、実際には参加者と武田さんのQ&Aコーナーがほとんどであった。でも、そのおかげで、今までは未知のモノであった、WebMatrixの魅力とちょっといけていない部分を理解することができたため、とても有意義な時間であった。
今後、WebMatrixが多くの人の意見を取り入れながら改良が加えられれば、大量にサイトを管理する人にとっては、本当に便利なアプリケーションとなる可能性はホント高いと思う。
ということで、本日の資料は武田さんが下記にアップしてくれたので、気になるお方はぜひチェックを。