英語をはじめ語学の学習って本当に大変。一粒薬を飲めばたちまち英語がペラペラ話せて聴き取れるようになる薬があればどんなにいいか。そう、ドラえもんの翻訳コンニャクを誰か発明してくれ!と思ったことはありませんか?
プライベートでもビジネスでも、海外に言った際、伝えたいことがあるのになんて言ったらいいかわからない!相手の言っていることが理解できない!というのはとても悔しいものです。
そんな僕達にとって、「これ、すげーーーー!」とおもわせる「外国語翻訳マシーン」がソースネクスト社から発表されました。
その名もPOCKETALK(ポケトーク)
2017年11月16日にリンクシェアで開催された「パソコン・デジタルフェア」にてソースネクスト社のブースでこの「POCKETALK」を体験させていただいたのでご紹介したいとおもいます。
とりいそぎ、気になる値段はPOCKETALK本体に世界61カ国で2年間使える専用グローバルSIMのセットが29,800円+消費税です。
目次
POCKETALK(ポケトーク)とは
POCKETALKとはSOURCENEXT(ソースネクスト)社が販売する音声での外国語翻訳装置です。翻訳したい言葉をPOCKETALKに向かって話すと、マシンが翻訳して相手の言葉を音声で話してくれます。
たとえば、日本語で
「東京タワーまで行きたいので、タクシーを呼んでください」
とPOCKETALKに話しかけると、
「Please call me a taxi because I want to go to the Tokyo Tower.」
と英語の音声に変換してくれたり、
中国を旅行中におすすめのレストランが知りたい場合、道行く人に声をかけて、POCKETALに日本語で
「近くにおすすめのレストランはありますか?」
と話しかけると、POCKETALKから
「附近有推荐的餐馆吗?」
と、中国語の音声を流してもらえます。
さらに、相手の中国の方からの回答もPOCKETALKに話しかけてもらえば、日本語に翻訳して音声で答えてもらえます。
まさに、その場で日本語で話しかけて外国語に翻訳して話しかけてくれたり、相手の言ったことを日本語に翻訳して答えてくれる夢の翻訳マシンなのです。
POCKETALKの使い方
では、実際の使い方についてご説明します。
POCKETALKを立ち上げると右と左に国旗が表示されます。これが相互に翻訳をする言語の表示で、写真では左にアメリカ(英語)、右に日本(日本語)となっており、この2つの言語用の画面となっています。
この時、アメリカ(英語)の国旗が表示されている側(左)の矢印マークを押すと英語の音声を受け付けるモードになります。
簡単な英文ですが「Hello, my name is Taka.」と喋ってみました。
するとPOCKETALKから、「こんにちは、私の名前はタカです。」と音声で翻訳してくれます。
今度は日本語を英語に翻訳してもらいましょう。
日本語の国旗が出ている右側の矢印キーを押します。
「日本語を通訳できる人はいますか?」と話しかけました。
すると、「Is there someone who can translate Japanese?」と翻訳して音声で答えてくれました。
これ、すごいですよね!
日本語と英語だけでなく世界63言語の対応が可能
このPOCKETALKですが、日本語と英語だけでなく、中国語、韓国語、アラビア語、ドイツ語、タミル語、ロシア語など、2017年10月現在63言語の相互通訳ができるので、海外から日本にやってきた方々のネイティブの言葉での会話や、自分が海外旅行に行った先の言語でも、このPOCKETALKを使って現地の人とコミュニケーションを取ることができます。
最新の対応言語については、下記公式サイトの対応言語についてをご覧ください。
言語の変更も簡単です。変更する側の矢印をダブルタップします。
選択できる言語が表示されます。表示される順番は過去に使った言語から表示されます。
上下の矢印で言語を選びます。今回はオランダ語にしてみましょう。
選択すると、左の国旗がアメリカ(英語)からオランダ(オランダ語)に変わりました。これで、オランダ語と日本語の会話の音声による翻訳ができるようになります。
POCKETALKの使い勝手について
使い勝手について、一番気になるのは翻訳するまでにかかる時間ですが、専用グローバルSIMのデモ機で試したところおよそ2〜3秒程でした。また、文章の長さについては3フレーズぐらいを1回で翻訳できるようです。
なので、複雑で微妙なニュアンスを即座に応答しなければならない高度な商談場面ではオススメしませんが、お互いがお互いの言っていることを理解しようとする関係での会話や、個人で旅行するような場合は、これひとつあれば買い物や宿泊、そしてなにか困ったときなど現地の言葉で現地の人とコミュニケーションがとれるとても便利なマシンになります。
専用のグローバルSIMが利用できる国は下記リンクで紹介されています。国によって通信環境はことなるので、応答速度も国によって変わってくるようです。
POCKETALKの価格
製品名 | POCKETALK本体 | POCKETALK +専用グローバルSIM(2年) |
---|---|---|
価格(税抜) | 24,800円 | 29,800円 |
価格はPOCKETALK本体のみが24,800円+消費税。世界各国で通信できるグローバルSIMとPOCKETALK本体のセットが29,800円+消費税といなっています。
POCKETALKはインターネットへの接続が必須なので、本体のみを購入した場合はWiFi環境があるところで使うか自分のスマートフォンとデザリングできるようにする必要があります。
また、グローバルSIMとのセットプランを選んだ場合、2年間、下記のSIMカード利用可能国一覧に出ている国だとこのSIMで通信ができます。ただし、一覧に載っていたとしても、国の地域によって通信環境は変わってくるので事前に確認しておくことをおすすめします。
まとめ
以上、この機械に喋りかけると翻訳して相手の言葉で話してくれたり、相手の言ったことを日本語で話してくれるという夢のような機械「ソースネクストのPOCKETALK(ポケトーク)」について、自分が体験したことや使い方を紹介しました。
現在、いろんな国の方々が観光で日本に訪れています。
英語を使ってコミュニケーションを取るのもひとつの方法ですが、来日された方々の現地の言葉でこういった機械をつかってコミュニケーションがとれると、英語が話せない海外の方々とも、率直な日本に来た感想や楽しかったこと、困ったことなどを聞くことができて楽しそうです。
発売されたら早速購入して、日本に来ている様々な国々の方に話しかけてみたいと思います。
こちらのPOCKETALKはソースネクストのネットショップにて購入できます。