現在、CPIのレンタルサーバーを使っていくつかのサイトを運営しているのですが主力サイトのスピードの遅さに悩んでいました。
WordPressで自分が作ったテーマなのですが、カスタム投稿タイプとかタクソノミーとかを使い、自分のプログラミングの技術の低さから時間のかかる処理をしてしまったので、サーバーの性能よりも自分のテーマの作り方が問題でこれをなんとかしようと思っていました。
しかしながら、友人からGoogle Search Consoleの中から「クロールの統計情報」で確認できる「ページのダウンロード時間」というものをきき、友人のサイトの数値、自分の主力サイトの数値、自分の別のサイトの数値を比較したところ、確実にサーバー事体の差がでていることがわかり、自分の主力サイトのレンタルサーバーをエックスサーバーに引越することを決意しました。
私の使っているサーバー : CPI
サイトを引越し先サーバー : エックスサーバー
今回の決断に至った経緯をご紹介したいと思います。
目次
サイトのスピード計測サイトでテストしてみてもサーバーの影響はどのぐらいかわからない
サイトのスピード計測をする場合は、Googleが提供しているPageSpeed InsightsやGTmetrixといったものがありますが、これらのツールだとレンタルサーバーの影響がどれぐらいあるのかという判断が難しいです。
実際、GTmetrixで自分が遅いとおもっているサイトのトップページをチェックした結果がこちら。
キャッシュ系のプラグインを使っていることもあり、トップページなどはそれなりに表示されるのですが、管理画面からログインしようとするとものすごい時間がかかったり、タイムアウトしてログインできないことが多々ありました。
Google Search Console ページのダウンロード時間
今回、友人から教えてもらったのはGoogle Search Consoleで確認できる「ページのダウンロード時間」です。
クロールメニューから「クロールの統計情報」をクリック。
すると、「1日あたりのクロールされたページ数」「1日にダウンロードされるキロバイト数」「ページのダウンロード時間」と青赤緑の3つのグラフが表示されます。
一番下の緑のグラフが「ページのダウンロード時間」でクロールされた際にどれだけの時間がかかったのかの数字がでます。
私のサイトの平均は2,272(ミリ秒)、つまり2.2秒ということです。
友人のサイトはWordPressを使い2000記事以上あるサイトで最近PHP7にしたとのこと。そのサイトのページのダウンロード時間の平均は500(ミリ秒)程度とのこと。ちなみに、PHP7にする前は700(ミリ秒)ぐらいとのことでした。
まぁ、自分が変なテーマにしているからそうなっているのだろうと思い、他のサイトをチェックしたところ、記事数も少なく公式テーマを使っているサイトでも平均で1000(ミリ秒)ぐらいでした。
他のサイトもチェックしてみましたが、友人の様に500(ミリ秒)の数字を出しているサイトは無く、全体的に1000(ミリ秒)以上という結果でした。
これまでのレンタルサーバー履歴
一番最初にサイトを立ち上げたのは2004年頃。既に10年以上経ちましたがこれまで利用したサーバーをまとめてみます。
サーバー | コメント |
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ロリポップ! | 一番最初に借りたレンタルサーバー。当時は月々300円ぐらいだった気がする。XoopsCubeというCMSを使っていたけど当時はプログラミングは全くわからなかったのと、周りにきける人がいなかったので、問題があるとひたすらググって自力でなんとかしていた。しかし、なんとかできずにサイトを一旦消してやりなおしたことも今ではいい想い出。 |
ヘテムル | XoopsCubeを使って複数のサイトを作り始めるために、ロリポップでは1サイトしか利用出来ないためヘテムルを別途借りた。当時はサイトの引越ができる能力がなかったので、ロリポップとヘテムルの両方を使っていた。ちなみに、1つのレンタルサーバーで複数サイトを利用することを「マルチドメイン」ということも、この時覚えた。 |
シックスコア |
ヘテムルがすごく遅くて困っていた時に見つけた速そうなサーバー。たしかこの時もまだXoopsCubeを使っていてWordPressデビューする前だったと思う。あいかわらずPHPはわからなかったけど、周りに相談できる人もいたので引越は自分でできた。 |
CPI |
会社のサーバーが月1万円ぐらいかかっていたので他を検討したところ見つけたサーバー。使ってみたところマルチドメインで容量制限なし、メールやメルマガ、メーリングリストなどが充実しており便利だったので個人でも契約し使うことにした。 |
エックスサーバーを利用しようと決意した理由
エックスサーバーを利用しようと思った一番の要因は友人のサイトと自分のサイトの「ページのダウンロード時間」の差が倍ほどあることでWordPressを利用した場合のスピードが早くなる可能性が高いから。
それにはPHP5に比べ2倍以上の実行速度のPHP7やFastCGIが利用できることもありますが、他には独自SSLが無料・無制限で使えることで、ここ最近話題になっている常時SSLサイトが追加の費用なしに構築できることもあります。
また、X10プランであれば月々1000円+税で利用できるので、スピード+SSLの2点で価格的にも十分ペイできるレンタルサーバーだと思ったからです。
しばらくはCPIとエックスサーバーの2本立てで行き様子をみてみようと思います。
まとめ
新しくサーバーを借りることも、サイトの引越を行うこともかなり久しぶりなのですが、プログラミングを学習する以前の自分と違い1人でも不安なところなくすすめることができます。
実際、引越をした後どうなったかはまたレポートしたいと思いますが、サイトの表示速度はGoogleの検索順位にも影響を与えるようなので、サイト事体も改めて見直しテーマも新しくしてみたいと思います。