東京電力を名乗る会社から電力量の調査を受けるの件

去年、東京電力を名乗る人から電話があった。なんでも、東京電力の規約が変わったとのことで、現在契約している電力の基本料金が下がる可能性があり、無料でその診断を行っているので弊社でも受けないかとのこと。

最初に受けたのはうちの会社の総務の人間だったのだが、その検査には会社の代表が必ず立ち会わなければならないということで、そんなものなのかと思い、その東京電力を名乗る会社からの電話を待つことにした。

で、訪問の日程が私のスケジュールと合わないので、そのテレアポをしてきた人に一旦断りをいれたのだが、”料金が安くなるのにいいんですか?”と、どこかできいたことのあるようなフレーズ。

なんとなく怪しいポイントがたくさんあったのだが、検査を受けるのには料金がかからないことは何度も念をおして確認がとれたので検査を受けることにした。そして、その担当が、今日、やってきた。

で、事務所に来た段階で社内の設備に詳しい担当を紹介し、自分は仕事に戻ったのだが、すぐに内線で連絡があり、どうしても代表の人間もそのミーティングに参加しなければならないとのこと。しょうがなく一緒に話をきいてると、どうやら話がおかしい。

当初、東京電力の人間がテレアポをかけてきたと思っていたのだが、そのテレアポは今日来た会社の人間のようで東京電力とは全く関係が無いとのこと。また、彼らの意図は電子ブレーカーのリースであって、この調査というのもその電子ブレーカーを採用した場合に、どれだけ月々の基本料金が下がるかの設備のチェック。

ただし、うちの会社の場合は突発的に電力を多量に消費することがあり、その調査員の話していることを鵜呑みにすると業務に問題が発生することが十分予想されたので、丁寧にお断りをして、調査員にはお引き取りをお願いした。

で、結局は東京電力が行う調査ではなく、ある一般企業の製品の営業であり、その確認がとれると今までの初めから今日の行動までがすべて納得がいく。ちなみに、ネットでその調査員の会社名を検索したところ、ネガティブな内容がさんざん書かれていた。

まぁ仕事を中断され振り回されたことを除けば実害はなかったのだが、今回のことではかなり勉強になった。それが以下3点。

1.直感は正しい。今回の話は当初から怪しいと感じていたがそれは正解であった。

2.NGフレーズ (例)”お客様が得をするのに本当にやらなくていいのですか?”というようなフレーズを使う会社は基本なにかを売り込もうとしている会社。。

3.怪しいとおもったら、かけてきた相手の電話番号と会社名をしっかり確認するべき。
世の中、いろんな営業の仕方がありますねぇ。